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マッサージセラピストを目指すようになった理由/きっかけ

  • Mio Jungen
  • Nov 18, 2014
  • 4 min read

最初のきっかけというのは本当にちっぽけなもので、これを言ってしまうと、もしかしたら何人かの人はわたしのマッサージに行こうとは思わなくなるかもしれない…。でも、よく聞かれる質問なので、ここに正直なことを記しておきたいと思う。 わたしは小さい頃からアーティストになりたかった。そして、その夢を叶えるべく、イギリスのロンドンへアート留学をした。1年の基礎科を終え(一般的に、基礎科を終えると学生は自分の一番興味を持った専門分野、例えば、絵画、デザイン、彫刻などの科へと進む。それがあと2~3年あり、大学卒業となる)、ホームシックと「基礎はやったからここからは自分でできる」という変な自信から、日本帰国を決め、実家の広報部に就職した。とは言っても、実家の寺は大きくないので広報の仕事はかなり限られたもので、間もなくして悶々とした生活になっていった。 そんなある日、なんとなくラジオを聞いていたら、とある元アナウンサーが「アロマセラピストになった」という話をしていた。「アロマセラピーとはなんぞや?」というところから始まり、その当時のわたしは「臭覚をつかったアート」について色々考えていたこともあり、アロマセラピーにものすごい興味をそそられた。 アロマセラピーを知れば知るほど、奥が深く、自分もやってみたいと思うようになった。ほどなくして、アロマセラピーマッサージというのを知る。とりあえず、まずはアロマセラピーアドバイザーという資格を取ることにし、勉強を始めた。今考えてみると、自らすすんで勉強をしたのはそれが初めてかもしれない(笑)。覚えることがたくさんあって、大変だったけれど、全然苦ではなかった。知れば知るほどおもしろい。 アロマセラピーの一番の魅力は、副作用がなく(または少なく)、自分が持っている自然治癒力を高められること。なので、処方された薬のような即効性はないけれど、子供から老人まで安心して使えるし、心のケアもできる。そう、心と身体全ての癒しが可能なのだ。西洋医学では、部分的にしか病気をみない。だから、心臓にはこの薬、肝臓にはこの薬、また、副作用のための薬、たった一つの病気にもたくさんの薬が必要になる。でも、アロマセラピーを含めた代替療法(alternative medicine)、またはホリスティック(holistic=全体の)療法というのは、心体全体とそのバランス、もっと言えば、エネルギーのバランスをみる。病気はそのバランスの崩れをあらわしている。 ということを知った時、すべてのことが理解できたように感じた。日本では、西洋医学が主で、代替療法を知る人、または実践している人が少ない。「なぜ医療がこんなに発達したのに、病気の人は増える一方なのか。」「世の中はどんどん便利に、豊かになっていくのに、精神的に病む人が増えたようにみえる。なぜ?」という疑問の答えを得た気がした。そして、そういう人たちをアロマセラピーで助けられるようになれたらいいなと思うようになった。 マッサージに興味を持ったきっかけは、「touch=触れること」が人にどれだけの影響/効果をもたらすかを知ったから、だったと記憶している。(正直、自然な流れだったような気がして、あまり良く覚えていない。) 赤ちゃんがどのくらい母親から触れられたか(マッサージも含め)で、人格形成や免疫力向上に影響があるかの研究もされており、やはり触れられた時間が多い赤ちゃんの方が、その後の発育に良い影響があったと発表されている。(発信源見つけられないけど、そういうのを読んだことがある。) 1日8回のハグが心と身体に良いとされているというのを、学校の先生もどこかで読んだと言っていた。 アロマセラピー+マッサージ(touch)って最強の癒しだなって思った(笑) でも、アロマセラピーやマッサージでは、お医者さんのように直接「治す」ということはできない。マッサージセラピストは診断や処方をすることもできない。 あくまで、その人の持っている自然治癒力を引き出し、最大限まで高めることを目標としている。リラクゼーションマッサージにしても、その人がリラックスできるようお手伝いをし、そのリラクゼーションがもたらす効果を期待するものである。 ちなみに、アートに関して言えば、アーティストになる夢はまだ捨てたわけではない。いつか、嗅覚や触感を使った/刺激するようなアートをつくりたい。なぜそこにこだわるかというと、匂いや触感は、その場にいないと体験できないものだから。写真や絵は、テクノロジーが発達した今、離れた相手に見せる手段はいくらでもある。でも、匂いや触感だけは(もちろん味覚や食感もだが)、どんな手段を使っても離れた相手に届けることはできない。ギャラリーに来て、直接体験するしかないのだ。 わたしは、アートは、生活や人生を豊かにするもの、潤いをもたらすものだと信じている。また、そうでなければならないとも思っている。 マッサージで心身を癒し、アートで生活を豊かにする、すなわち、人が健康で幸せになるお手伝いをすることが、わたしの究極(生きている上で)の目標だ。

 
 
 

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